2006年の設立当時、私の考えは独自で且つパリ一のガイデイングを目指すことにありました。

 

ある日、ロンドンからパリに戻る途中のユーロスターの車内で、二輪車で行うパリ観光案内のアイデアが浮かびました。その直後に、トレーダーの仕事を辞め冒険に身を乗り出したしだいです。元々歴史に深い興味を持っていた私は、4年の年月をかけて集中的な研究を行い、特に国立古文書館では多くの時間を割きました。

 

見学の際に我々が説明する数多くのエピソードは既述の研究の成果であるとともに、仕事を通じて蓄積した知識および各パリ・チャームズ･アンド・シークレットの経験にもとづくものです。

 

電動自転車の使用は、度重なるテストおよび関係者との協議の末に決定した最高の選択と考えています。その理由として、この種の乗り物は市場にあまり出回ってはいませんが、年齢や体力に関係なく誰にでも容易に運転でき、身体に負担をかけることなく20キロ程度を走ることが可能な点にあります。

 

最初は約20台で始めましたが、現在その数は200台近くになります。しかし、ツアーに対するポリシーは現在まで大きく変化していません。常に、自分の母親に最高のパリ見学を楽しんでもらえるような気持ちで、細心の注意を払っています。